2010年05月01日
絵本制作にあたって・・・
この本を制作するにあたり、
ご存知の方もおられるかと思いますが、改めて経緯を書かせていただきます^^
それから想いを少し・・・
たつの市新宮町の八幡神社に、推定樹齢400年の大きなムクノキが生えています。
このムクノキは、ケヤキと根元が一つになった珍しい木で、
旧新宮小学校グランドに根を下ろし、
新宮町の人々の思い出がつまったふるさとのシンボルとして、
親しまれてきました。
この木には、
毎年、アオバズクが宿り、かわいい雛の誕生もみることができました。
ところが、近年枯れ枝や芽吹きの極端に遅い枝が目立ち始め
樹木医の診断を受け、弱っているムクノキに施術を施しました。
永年ふるさとの人々を見守ってきたムクノキをみんなで守っていこうと
椋の木を守り共に生きる会が誕生。
この樹をシンボルとして地域活性化に繋げていこうと、
たつの市商工会が、広域振興等地域活性化事業として、
龍野北高校の生徒によるベンチ作りや、ムクの実を使ったお菓子作り、
ムクノキとアオバズクのキャラクター・絵本制作、
ムクノキの樹下でムクノキコンサートなどの開催など、
大切に守りながら、みんなで助け合うまちづくりに繋げていく
活動をはじめました。
その活動の一環である、キャラクター制作と絵本作りの担当として、お声をかけていただいたのが、
昨年の夏です。
一本の大根を「大ちゃん」として、絵本を通して子どもたちに自然に、植物にも大切な命があるということが伝わっていった・・・という経験を基に、
このムクノキも、親しみやすいキャラクターを作り、絵本の物語を通して伝えていければという想いで、
樹齢400年のムクノキをムクじい、というおじいさん、アオバヅクをずっくんという男の子に設定、
弱ったムクじいをずっくんが助ける・・・というお話を創作しました。
昨年の夏から、ムクノキの葉が青々と茂る夏、ムクの実が成熟する秋、葉が落ち、枝だけになった冬、そして新緑の春・・・と、ムクノキが季節によって変える表情を見て、改めて自然のすばらしさを感じることができました。
カラー・アートセラピスト、カラーコーディネーターとしても、季節の移り変わり、時間、場面の表情や温度なども「色」によって表現していければと、色鉛筆を動かしました。
この絵本を通して、
未来を担う子どもたちに
共に助け合う絆、命の大切さ、長寿を敬う心、を伝えられれば、うれしく思います。
そしてもう一つ・・・
一昨年の秋からイラストマップの取材で播磨地域を周ってきましたが、
こんなすばらしい場所が、こんなに近くにあったのか、と改めて思うことが多くありました。
遠くへ行かなくても、
身近なところにも
美しい自然、美味しい食べ物、大切に守られてきた施設、
そして温かい地元の人々・・・
すばらしい宝があります。
「ないものねだりよりあるもの探しを」
フォーラムでの高野孟さんの演題にもありました。そして帯にもコメントがあります。
そこにあるものを、大切な宝物として、未来に繋いでいく心の大切さも伝えていければ、と
思います。
最後になりましたが、この本の発刊にあたり、ご協力をいただきました地域活性化事業関係者のみなさま、地元自治会のみなさま、フォーラムに参加してくださったみなさま、そしていつもブログを読んで応援してくださっている方々のご支援のお陰で、無事完成いたしましたことを深く感謝し、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
ご存知の方もおられるかと思いますが、改めて経緯を書かせていただきます^^
それから想いを少し・・・
たつの市新宮町の八幡神社に、推定樹齢400年の大きなムクノキが生えています。
このムクノキは、ケヤキと根元が一つになった珍しい木で、
旧新宮小学校グランドに根を下ろし、
新宮町の人々の思い出がつまったふるさとのシンボルとして、
親しまれてきました。
この木には、
毎年、アオバズクが宿り、かわいい雛の誕生もみることができました。
ところが、近年枯れ枝や芽吹きの極端に遅い枝が目立ち始め
樹木医の診断を受け、弱っているムクノキに施術を施しました。
永年ふるさとの人々を見守ってきたムクノキをみんなで守っていこうと
椋の木を守り共に生きる会が誕生。
この樹をシンボルとして地域活性化に繋げていこうと、
たつの市商工会が、広域振興等地域活性化事業として、
龍野北高校の生徒によるベンチ作りや、ムクの実を使ったお菓子作り、
ムクノキとアオバズクのキャラクター・絵本制作、
ムクノキの樹下でムクノキコンサートなどの開催など、
大切に守りながら、みんなで助け合うまちづくりに繋げていく
活動をはじめました。
その活動の一環である、キャラクター制作と絵本作りの担当として、お声をかけていただいたのが、
昨年の夏です。
一本の大根を「大ちゃん」として、絵本を通して子どもたちに自然に、植物にも大切な命があるということが伝わっていった・・・という経験を基に、
このムクノキも、親しみやすいキャラクターを作り、絵本の物語を通して伝えていければという想いで、
樹齢400年のムクノキをムクじい、というおじいさん、アオバヅクをずっくんという男の子に設定、
弱ったムクじいをずっくんが助ける・・・というお話を創作しました。
昨年の夏から、ムクノキの葉が青々と茂る夏、ムクの実が成熟する秋、葉が落ち、枝だけになった冬、そして新緑の春・・・と、ムクノキが季節によって変える表情を見て、改めて自然のすばらしさを感じることができました。
カラー・アートセラピスト、カラーコーディネーターとしても、季節の移り変わり、時間、場面の表情や温度なども「色」によって表現していければと、色鉛筆を動かしました。
この絵本を通して、
未来を担う子どもたちに
共に助け合う絆、命の大切さ、長寿を敬う心、を伝えられれば、うれしく思います。
そしてもう一つ・・・
一昨年の秋からイラストマップの取材で播磨地域を周ってきましたが、
こんなすばらしい場所が、こんなに近くにあったのか、と改めて思うことが多くありました。
遠くへ行かなくても、
身近なところにも
美しい自然、美味しい食べ物、大切に守られてきた施設、
そして温かい地元の人々・・・
すばらしい宝があります。
「ないものねだりよりあるもの探しを」
フォーラムでの高野孟さんの演題にもありました。そして帯にもコメントがあります。
そこにあるものを、大切な宝物として、未来に繋いでいく心の大切さも伝えていければ、と
思います。
最後になりましたが、この本の発刊にあたり、ご協力をいただきました地域活性化事業関係者のみなさま、地元自治会のみなさま、フォーラムに参加してくださったみなさま、そしていつもブログを読んで応援してくださっている方々のご支援のお陰で、無事完成いたしましたことを深く感謝し、心よりお礼申し上げます。
ありがとうございました。
みやざき あゆみ
Posted by ayumi at 10:18│Comments(2)
│ムクノキ
この記事へのコメント
本当に素敵なコンセプトの絵本ですね。
わたしも購入させていただき、横浜のサロンにおいて
お客様にも見ていただきたいと思います。
わたしも購入させていただき、横浜のサロンにおいて
お客様にも見ていただきたいと思います。
Posted by しだえつこ at 2010年05月09日 21:21
しだえつこさん☆
ありがとうございます^^
横浜から、兵庫県西部のことが伝わっていく・・・
とてもうれしいです。
ありがとうございます^^
横浜から、兵庫県西部のことが伝わっていく・・・
とてもうれしいです。
Posted by ayumi at 2010年05月10日 11:54
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