2013年04月23日

雨ニモマケズの心。

姫路文学館で開催されている、宮沢賢治 誌と絵の宇宙 雨ニモマケズの心へ行ってきました。


雨ニモマケズの心。




あの、

雨ニモマケズ

風ニモマケズ・・・


が自筆で書かれた手帳「雨ニモマケズ手帳」が期間限定(原本は、4月25日まで)で公開されています。


宮沢賢治が亡くなった後、弟がこの手帳を発見し、悩んだ末に公開されたもので、

人に読んでもらうためではなく、

全体として自省とその当時の賢治の願望が綴られた内容ということ。



立派な願望です・・・


私の手帳といえば、手帳に書けば願いが叶う、という内容のことを以前ブログに書いたように、

あれが欲しい、これが欲しい、と羅列しており、



没後に発見されたとなると、

強欲な人だったんだなーと思われるだけ・・・


その上、メモ代わりに使うこともあるので、



☆買うもの☆


トイレットペーパー、サランラップ・・・などのなぐりがき。なぜか「枝豆」とも書いている。(枝豆は買った覚えがない。)


やっぱり立派な人は、見えないとこも立派だな。



これを妹たちが公開したら、悪意としか思えないけれど、2人でニヤニヤしながら暴露する様子も思い浮かんだりして(笑)




それはさておき、




雪ニモ夏ノ暑サニモマケヌ
丈夫ナカラダヲモチ
慾ハナク・・・・

・・・・

ホメラレモセズ
クニモサレズ


サウイフモノニ
ワタシハナリタイ


冒頭の雨ニモ・・・はよくクローズアップされますが、


最後の


サウイフモノニ
ワタシハナリタイというフレーズは、緊張感がプツっと途切れて、ほっとします。


結びが、ソウスベキデアル

だったら・・・。



子どもの頃、日曜学校に毎週通っていましたが、その時の先生の言葉が浮かびました。


「信じたいね。」


聖書の言葉は「信じなさい。」


信じることが正しいのかもしれないけれど、

神様と違って私たちは人間、

疑う心もある。


それでも

信じるべきでもなく、信じなければ、でもなく、「信じたい。」

愛するべきでもなく、愛さなくては、でもなく、「愛したい。」

許すべきでもなく、許さなくては、でもなく「許したい。」



神様の言葉を伝えるために、先生が使った言葉。



できない自分を責めずに、

せめて、そうなりたいと願うことだけでも、

何も思わないより、いいですよね。



そんなことを思いながら、賢治ワールドを堪能しました。



童話に添えられた原画もたくさん展示されており、見どころ満載でしたので、ぜひ行ってみてくださいねスマイル


5月14日~26日限定で、水彩画も公開されるようなので、それも見てみたいです。





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Posted by ayumi at 18:56│Comments(0)旅日記
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