2015年03月12日

ユニバーサル カラーデザイン。

カラーの効果を活用した、パンフレットデザインなども手がけておりますが、




最近特に意識するようにしているのが、




「読みやすさ、見やすさ。」です。



私も人生の折り返し地点を超え、今年初めて、エクセルの画面を見やすい大きさに拡大しました(笑)



いや、笑い事ではありません。



これからどんどんと高齢化社会になるにあたり、高齢者にやさしいデザインというのが必要になってくる!


と身をもって感じております。



年をとってくると、近くのものが見えにくい老眼をはじめ、白内障になり、視力が落ちたり、色が分かりにくくなったり、


黄色っぽく見える症状があらわれたりします。



そのため、若い頃には感じなかった、「見えにくい、読みにくい。」が日常茶飯事になってくるのです。



私も若い頃は、デザインというものは、おしゃれで、かわいくって、センスがよくて、流行をとらえているもの!


と思っていましたが、



年を重ね、また、カラーの知識を深めることで、バリアフリーなデザインが大切だと感じるようになりました。



いくらオシャレな読み物でも、読みにくかったら読んでもらえませんし、伝えたい情報も伝わりません。




また、男性の20人に1人、女性は500人に1人といわれている色覚異常の方には、色の識別だけでは分かりにくいこともありますので、模様・図形や明度差などで配慮する必要があります。



文字や数字などの読みやすさに与える色の影響のことを可読性といいますが、




下図は、可読性のよい、悪いの例です。




ユニバーサル カラーデザイン。





しかしデザインは、見えやすく、字を大きくすればいいというものでもないので、



カラーリストとしての、



どういった対象がどんな色を好みやすいか、



イメージを効果的に伝えるには何色がいいか、



などの経験や知識、




子どもたちのユニークな発想から学んだ遊び心、




普段から読んでいる、ELLEやVOGUEなどの世界のおしゃれ情報なども取り入れつつ、




オリジナリティのある、ユニバーサルなカラーデザインを作っていければよいなと思います☆





















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