2018年08月17日
無彩色。
水墨画を教えて、
と言われた時に、
自分でも意外なほどスッと描くことができて、
それは、もう幼少期から、
祖父に教わっていたこともあったのですが、
実は、
受験の時、
実際に進んだグラフィックデザイン学科と、美術学科(絵画コース)
とどちらに進むかギリギリまで悩んでいて、
グラフィックデザインを受験するなら、色彩構成と言って、イメージから色を配色していく、という実技試験、
絵画の方なら、透明水彩絵の具で、静物画を描く試験だったのです。
それで、どちらも受験できるように、
両方を習っていました。
透明水彩は、白い絵の具を使わずに、紙の白さを残しながら陰影をつけていくので、水墨画と、とても技法が似ています。
結局、「デザイナー」、というかっこいい響きを優先し(笑)、グラフィックに進み、色彩構成という今の仕事にも繋がるものだったのですが、
いざ、水墨画をやり始めて、ここで勉強していた水彩画の技術が役立っているな、と思いました。
そして、白と黒については、学んだのが、
前職場、市役所で頼まれていた、デザイン。
予算がないため、外注せずに制作するパンフレットやポスターなどは、
ほぼ、庁内印刷。
白黒ですべて印刷されるため、色が使えず、
白と黒とグレーの濃淡でいかに分かりやすく表現するか、をいつも考えながら制作していました。
コピーした時の明度の段階、グレーの濃淡を頭で計算しつつ、デザインを考えていたのです。
水墨画は彩度や色相がなく、明度の世界。
その頃の感覚が再びよみがえり、
懐かしく感じています。
いろいろやってきたことが、ここにきて繋がり、スッキリ!!
色は感情、
形は理性、
両方のバランスを取ることが大切で、私にとってもとても必要なこと。
カラーと無彩色の水墨画をやっていくことで、
とても均衡が保てるような気がしています。
果てしなく広がる色の世界に疲れたら、
シンプルな白と黒に戻る。
子どもたち、若い世代には色のパワーが必要だけれど、
無彩色=彩のない色。
年齢を重ねるごとに、無の時間を持つことが大切なのかもしれません。
ぜひ、ワークショップもご体験ください。
http://dokonjyo.tenkomori.tv/e431889.html
と言われた時に、
自分でも意外なほどスッと描くことができて、
それは、もう幼少期から、
祖父に教わっていたこともあったのですが、
実は、
受験の時、
実際に進んだグラフィックデザイン学科と、美術学科(絵画コース)
とどちらに進むかギリギリまで悩んでいて、
グラフィックデザインを受験するなら、色彩構成と言って、イメージから色を配色していく、という実技試験、
絵画の方なら、透明水彩絵の具で、静物画を描く試験だったのです。
それで、どちらも受験できるように、
両方を習っていました。
透明水彩は、白い絵の具を使わずに、紙の白さを残しながら陰影をつけていくので、水墨画と、とても技法が似ています。
結局、「デザイナー」、というかっこいい響きを優先し(笑)、グラフィックに進み、色彩構成という今の仕事にも繋がるものだったのですが、
いざ、水墨画をやり始めて、ここで勉強していた水彩画の技術が役立っているな、と思いました。
そして、白と黒については、学んだのが、
前職場、市役所で頼まれていた、デザイン。
予算がないため、外注せずに制作するパンフレットやポスターなどは、
ほぼ、庁内印刷。
白黒ですべて印刷されるため、色が使えず、
白と黒とグレーの濃淡でいかに分かりやすく表現するか、をいつも考えながら制作していました。
コピーした時の明度の段階、グレーの濃淡を頭で計算しつつ、デザインを考えていたのです。
水墨画は彩度や色相がなく、明度の世界。
その頃の感覚が再びよみがえり、
懐かしく感じています。
いろいろやってきたことが、ここにきて繋がり、スッキリ!!
色は感情、
形は理性、
両方のバランスを取ることが大切で、私にとってもとても必要なこと。
カラーと無彩色の水墨画をやっていくことで、
とても均衡が保てるような気がしています。
果てしなく広がる色の世界に疲れたら、
シンプルな白と黒に戻る。
子どもたち、若い世代には色のパワーが必要だけれど、
無彩色=彩のない色。
年齢を重ねるごとに、無の時間を持つことが大切なのかもしれません。
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Posted by ayumi at 11:03│Comments(0)
│水墨画
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