2012年12月26日

ニシノソラ。

姫路へ車で通勤するようになってから、



移動時間を思いのほか快適にさせてくれた、


毎日変わる、夕暮れの空の色。



その名のとおり、爽やかに晴れたスカイブルーから、

少しずつ青い色味が失われ、次第にあたたかいオレンジ色に染まっていく様、


雲の隙間から、わずかにも強く差し込むイエローの光、



ライラックからラベンダー、そして深みのあるすみれ色への、引き込まれるような美しいグラデーション。


日々違う表情に、これまでの人生、こんな素晴らしいものを見逃していたのか、と思うほど。



ところが、あっという間に冬を迎え、いつもの帰宅時間に帰ろうとすると、外は真っ暗。


夏場、あんなに目を愉しませてくれた空が、深い闇に包まれてしまった。



何か憂鬱・・・


そうか!これか。


腑に落ちた瞬間だ。



日照時間が短い地域では、うつ病が多く見られる、

また、冬場はウィンターブルーなど、気分がふさぎこんだり体調が悪くなったりする症状が現れるといわれる。



日ごろ、カラーの生理的効果を説明する際に、私自身何度も口にしていることである。

特別日照時間が短い地域でもないし、冬場も冬生まれのせいか、いたって元気なので、

どこか他人事のように話していた。



ところが、毎晩帰るころの真っ暗な空を見上げると、もうこんな時間になってしまった、

と気分も落ち込んでしまっている自分に気が付いた。

帰り道も、車のライトばかりで、味気ない。





しかし、冬至も過ぎ、これからだんだんと日が長くなると思うと、

なんだかほっとする自分がいた。




知らず知らずのうちに毎日、自然な空のカラーで癒されていたのだ。



年末で気忙しく、皆イライラして事故も多発するといわれるが、

南半球ではどうだろうか。

夏に年末を迎える国ならば、「師走」、などと呼ばれなかったかもしれない。





さて今日も、日が暮れないうちに切り上げよう。


ソラ色のセラピーを受けるために。



と、いそいそと帰り支度を整える、一度目の年の瀬。


ニシノソラ。







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Posted by ayumi at 17:08│Comments(0)色彩
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